JPAニュース2021年11月号
日本プレゼンテーション協会 理事長 高野文夫
2021年11月15日
高野 文夫 NPO日本プレゼンテーション協会理事長
今月はZOOM特集に致します(特集の2)
まず最初に
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な蔓延で、集合しての会議やセミナーが出来なくなっています。企業はもとより、政府機関でも学校でもリモートワークへのシフトが加速しています。
私は国立大学で10数年間、学生にコミュニケーション(ファシリテーション、プレゼンテーション、ネゴシエーション)の3教科をお教えしてきましたが、今年からすべて中止になりました。
来年あたりから、集合研修を止めてZOOMを使った遠隔授業になると思います。
リモート研修は、もともとグローバル化やIT化の進展などを背景として、また働き⽅改⾰促進の一環として促進されてきました。
実はコロナ問題にかかわらず、集合研修がリモートに取って代わられるのは世界的な流れだったのです。特に日本が遅れすぎていたのです。
日本のこれまで取り組みを⾏っていなかった企業にも、いや応なしに緊急に対応が求められています。
私自身も今から20年前の2000年から、私が所有する会社「研修会社FT&パートナーズ」で、これからリモートワークで必要となる、バーチャル・コミュニケーション手法、バーチャル・チームの運営、あるいはバーチャル・ワークにおけるリーダーシップのあり⽅などについて研究を重ねてきました。
実は、10年前の2010年に、ライブカレッジという遠隔研修会社の創立に携わりました。
その後10年間、英語やコミュニケーションの遠隔セミナーを行ってきましたが、やはり従来の集合研修が主体で、パッとしない日々が続きました。
何しろ日本は遠隔教育では遅れをとっていたのです。
そして何よりネックになったのが、ライブカレッジ社の通信の不具合でした。受講生のチョットした通信上のミスで、全授業が中断されたり、通信ラインそのものがシャットダウンを頻繁に起こしたのです。
ところが、ここにきてUSからのZOOM会議システムの導入で、そのあまりもの便利な機能に驚きの念を覚えるのです。
私が10年前に、ライブカレッジ社で3年もかけて苦労に苦労を重ねて構築した、コミュニケーション関連のセミナーを、今年から一気にリバイバルさせることが出来たのです。
ライブカレッジの機能と比較するからでしょうが、ZOOMの会議やセミナー開催の機能は、比較にならない程優れているのです。
チャット機能や、白板機能や、ブレイクアウト機能をフルに活用すれば、ZOOMを使った会議やセミナーは、従来の集合スタイルのものをはるかに凌駕したものにできます。
実は私は経験的に、従来より10倍くらい効率を上げられるのではないかと思っています。大げさの様ですが、要はZOOMを運用する講師すなわち、ZOOMファシリテーターが、ZOOM活用の手練れになれるかどうかなのです。
繰り返しでくどいようですが、今年の春のCOVID-19(新型コロナウィルス)の問題発生で、遠隔会議やセミナーが一気に社会から求められるようになりました。それなしでは通らない、企業なんかは生き残れないのです。
そんな急な変遷は正に予想外でしたが、幸いなるかな、私⾃⾝も、ライブカレッジの研修プログラム構築で、リモートワークを実施するにあたって、思いつくであろう課題のほとんどを、そして多くのメリットと共にデメリットも実際に体験してきているのです。
10年間試⾏錯誤をする中で、私⾃⾝の実務の中で、効果的な考え⽅や具体的な解決策を⾒出して整理してきました。それらの知見もこの本ですべて明らかに致します。
これからはコミュニケーションも国内はもとよりグローバルレベルで行う必要がますます高まる事必至です。英語力は益々求められることになります。
遠隔会議システムとしては、ZOOMやマイクロソフトの会議システムのチームズが世界を席巻しつつあります。
これからの時代は、英語力とZOOMやインターネットを使いこなすIT能力に難のある人は、リーダーやマネージャーにはなれないでしょう。
一方、それらの能力に秀でた人は、講師やリーダーとして益々脚光を浴びることになるでしょう。
*この本はアマゾンの紙の本「ペーパーバック」と呼ばれるものです。
大きさはB5でA4よりは小さいですが、やや大きめの本です。
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これ一冊でZOOM会議&セミナーやり方を完全マスターできる!(ペーパーバック)https://www.amazon.co.jp/dp/B09KN9XCPS/?coliid=I1HO11HIVAOMOI&colid=233JJWMZSOYVK&psc=0&ref_=lv_ov_lig_dp_it_im
それでは、2021年12月15日号にてお会いしましょう。