プレゼン最前線2022年10月15日号
2022年10月15日
NPO 日本プレゼンテーション協会理事長
新刊;コミュニケーション365
(英語力ブラシュアップ編 )
Kindle版300円 著者 高野文夫
NPO日本プレゼンテーション協会出版局推薦図書No.22
ネットでのご注文先;Amazon.co.jp: コミュニケーション365: 英語力ブラシュアップ編 eBook : 高野文夫: Kindle Store
(この本の内容)
はじめに
私はこの夏に「残念な人のマトリックス」という本を出版しました。
世間の人を4つの象限に分けて、英語やITやコミュニケーションに強い人とそうでない人に分けて整理したのです。
過去のサラリーマン生活30年は、日米や欧州の多国籍企業で過ごしましたから、英語力勝負の面がありました。
50歳でサラリーマン人生を上がって、経営コンサルや教育コンサルタントとして独立しました。
そして外資と言うより国内の民族系企業のナレッジコンサルと教育コンサル(研修講師も含めて)を体験しました。
外資の国際企業は、英語勝負と申し上げましたが、国内の企業はけして英語勝負では無いことが明らかでした。
そして、明らかに分かったことは、日系の企業では英語力より、どちらかと言うとコミュニケーション力(付き合い学や学歴・学閥力や忖度力)の方が重要だと分かりました。
1、残念な人のマトリックスとは
さて、象限の縦軸を英語ができるかできないか、横軸をITリテラシー(使いこなす能力)とコミュニケーションに長けているか難があるかにしてみます。
❶の象限ですが、英語ができかつITとコミュニケーションに強い人です。(世界に通用しできる人)
❷の象限ですが、英語力はあるのですが、ITとコミュニケーションに難のある人です。(英語使いのコミュニケーション知らずで、残念な人)
❸の象限ですが、英語はからっきしダメですが、仲間から慕われており、IT能力もあり、かつコミュニケーション力の高い人です。(楽しいけど残念な日本人)
❹の象限ですが、英語はできないし、ITを使いこなす能力も無くかつ、コミュニケーションに難のある人です。(残念なガラパコス人と名付けました)
この象限には、「論外な人」とも言える、どうしようもなく、救いようのない人もいます。本当に残念な人と言えるでしょう。
2、東大などの超一流大学出でも喰えない時代
読者の皆さんは、この本をお買いになった志のある方ですから、間違っても第四象限の救いようのない人ではないでしょうが、実は日本人に割かし多いのが第二と第三象限の人です。
私の今迄出会ってきた人を見て思いますが、企業内で部長や役員や社長などに上り詰めた人が割かしこの第三象限の人に多いのです。
驚くことに、東大や一橋大のような超一流大学を出て超一流会社の役員迄なった人でも、この第二や第三象限に入る人が少なからずいます。
これは我が国独特の面白い傾向なのですが、英語なんてできなくてもコミュニケーション能力に長けていれば何とかなるのです。
コミュニケーション能力の一つに「忖度力やおべっか力」がありますが、明らかに言える事は、出世したければこの能力が一番重要になるという事です。
私はコミュニケーションの先生ですが、いずれ「忖度力」とは何なのかを説いた本も出す予定です。
私は安心しています。この本にお金を出した貴方様ですから、間違っても第四象限には入らないでしょう。
概して日本人に多いのは第二と第三象限の人ですから、もしそこに入っても気になさらないで下さい。
3、人の世の中は英語ではなく「コミュニケーション力と忖度度」勝負です!
どのように努力をすれば、理想の「第一象限」に入れるかを、この本でお話し致します。
今芸能界で一番稼いでいる芸人は「明石家さんまさん」でしょうが、彼や「タモリさん」なんかは、多分第三象限の人でしょう。
お二人とも英語力があるとは聞いたことがありません。企業人としても難しいと思います。
繰り返して恐縮ですが、第三象限に入っている人でも決して落胆なさらないでください。そして努力して第一象限に入るように心掛けてください。
私と交友関係のある方々で、仕事や英語は出来ないが、コミュニケーション力に長けているがゆえに上司や権力者のサポートを受け、
しっかり、定年まで会社で働き、その後も契約社員として使ってもらえる人が少なからずおります。
なぜ、使ってもらえるかと言えば「忖度力」に長けていて、可愛げがあるのです。
人の世の中はこの「忖度力」が一番大切です。
私の愛読書にデール・カーネギーの「人を動かす」という本があります。
世界で聖書に次ぐベストセラーです。その本は、営業パーソンとして成功したり、周りの人や上役に好かれて出世するコツを説いた本です。
どうか皆さんもその本を読まれることをお勧めします。
なんたって、聖書の次に、世界中で読まれている本ですから、買って読まれたら、貴方の人生に大きく寄与するでしょう。
ご成功を祈ります!
最後までお読み頂いて、心から感謝いたします。
次回は2022年11月15日号にてお会いしましょう
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