プレゼン最前線12月15日号 ZOOMサブ・ファシリテーターの極意

 ZOOM会議や研修に欠かせないのがサブ・ファシリテーターです。
実は、サブ・ファシリテーターを置くか置かないかで、
その効果は大違いなのです。

 サブを置けば、ファシリテーターが余裕をもって会議や研修を
進めることが出来ます。

 皆さんは、自動車を使った競技の「サファリ―ラリー」などを
ご存じでしょう。ラリーでトップになれるのは、運転者という
より隣で時間管理や地図の管理を担当しているナビゲーターと
言われるサブの存在なのです。

 サブがしっかりしていれば、運転者は大胆にスピードを上げたり、
何かの障害で遅れがちになっていても、心を動揺させることなく、
予定路線に戻せたりするのです。

 それでは、ファシリテーターやサブ・ファシリテーターがZOOM会議や
研修を成功裏に進める為の目の付け所をお話しましょう。

 ファシリテーター(講師)が研修に集中するために、サブ・ファシリ
テーターはファシリテーターをサポートする目を持つ必要があります。

 これからお話しする4プラス1の5つの目でファシリテーターを見守り
サポートすることで、快適な集合研修を行うことが出来ます。

4種類のを持て!

(4つの目の極意・・その①)

①共有画をしっかり監視・管理するを持つ

 共有された画面に余計なものが移っていないか、見えにくいところが
その際に、サブがいちいちメインファシリテーターにお伺いを
立てるようではダメです。阿吽の呼吸でやるのです。
 
 その呼吸はお餅つきの、杵を持った突き手と、お持ちのこね役と
似ていると思います。

②受講者全員の様を持つ

 全員がミュートになっているかどうか、そしてビデオを ON に
しての参加の場合には、集中しているかどうかなど確認をします。
ビデオに撮られているとなると、人間の本質として、
自然に心にもない綺麗ごとを言ったり、格好をつけてしまったり
するものです。

 後で上司に見られると思うと、上司への忖度のバイアスの
かかった発言も往々にして出てくるのです。
それは人間のいやらしさととらえずに、人間の本質と思うべきです。

そのような場合には、私がお勧めして世に広めている

 「ナレッジファシリテーション」の手法に切り替えたりする
のが良いでしょう。

 ポストイットやチャットに匿名で意見を上げて頂いて、
整理してゆくのです。そのような安全な場を作れるのも、
場に集っている受講生の真の心の状態をしっかり見抜ける
感性が要求されるのです。

 ミュートになっていなければ、サブ・ファシリテーター側で
ミュートにし、集中していなければ個別にチャットで声掛けを
したり、ファシリテーターに休憩が必要そうな旨を伝えたりします。

 また、Web会議ツールによっては、別のこと(メールチェックなど)
を⾏っている受講⽣がいるかどうかをサブ・ファシリテーター側で
チェックできる機能がついているものもありますのでので大いに
利用してください。

③定期的に時計を見るを持つ

 ZOOM研修などでは、集合研修以上に集中⼒が続きにくいため、
時間の管理はとても⼤切になります。
時間が押しているようであれば、ファシリテーターにプライベート
チャット等の⽅法で伝えてください。

④参加者リストをを持つ

 使われる会議ツールによって表⽰のされ⽅が異なるものの、
ZOOMであれば参加者リストから各受講者のミュートと
ビデオの状態、挙⼿などの反応をチェックできます。

⑤常にチャットをが胆

 チャットには受講者の反応や質問が次々とアップされ、
⼈数が多いとファシリテーターが全てを追うのは⾄難の業になります。
サブ・ファシリテーターは、適宜、⾃⾝で対応したり、ファシリ
テーターに対応を依頼したりする必要があります。

 この続きは2021年1月1の続きは2021年1月15日号になります。

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