プレゼン最前線2021年8月15日号
日本プレゼンテーション協会 理事長 高野文夫

2021年8月15日

NPO 日本プレゼンテーション協会理事長 高野文夫

最近出版したプレゼン関連本Kindle電子本(その2)

 

IT革命のこの時代には、それに見合った個々人のコミュニケーション革命が必要です。今や世の中はグローバル化されて、ロジカル・プレゼンテーションの時代になりました。
 日本人にしか通用しない、日本独特の察しとか、言外の言を読む文化は、自国の文化の押し付けになってしまいます。
どこの国の人にも通用するプレゼンが求められるのです。
 例えば、日本人は、きっと相手は分かってくれると思って、体言止めの表現を、外国人や空気の読まない相手にまで平気で使ってしまします。すなわち主語も目的語さえも省略して喋ってしまうのです。
 例を挙げてみますね。
 「明日は広島なんですよ」
このように言えば、明日私は広島に行きます。・・・大概の日本人はこのように理解してくれます。
 ところが、欧米人特にアメリカ人は、「明日は広島なんですよ」なんて言っても、いったい何を言いたいのか分からないのです。
 I will go to Hiroshima tomorrow. と言って初めてコミュニケションが成立するのです。
 このように、これからのプレゼンターは、ロジカルに誤解を生まないように、しかも好感度高く喋りをせねばならないのです。
 私は、ドイツ、アメリカ、イギリスのトップ企業のマネージャーを歴任する中で、日本人は日本人にしか通用しない独特のコミュニケーションパターンから脱しなければダメになるなって思いました。
 そんな経験から世界に通用する高野式「DLP:ダイナミック・ロジカル・プレゼンテーション」を開発して世の中に広めています。
 この本ではしっかりそれが学べます。
 そして重要な事は、ロジックを持って語ることのみならず、感動を与えなければなりません。いわばパッションを持った、ロジカルな芸人であるべきなのです。
 人は国籍を問わず「頭では納得したけれど、身体が動かない」ということがあります。
 そうなんです!相手の身体を動かすには、相手の心に火をつけるパッションが必要なのです。
 人はロジックで納得し、パッションで動くものなのです。
感動は、コンテンツの良さに加えて、いかに相手の心に響くデリバリー(伝え方、説得の仕方)に懸かっています。
 この本では、ロジックに加えて感動をいかに与えるかを学びます。

 感動的なダイナミックな分かり易いプレゼンをする為に必要なすべてのキーなるポイントを学べます。
 どうか皆さん、この本とYou Tubeと合体させた、新しい形態の本で、しっかり学んで、国内はもとより世界のどこに行っても相手のお腹に落とせるプレゼンテーションの技術を体得して下さい。

 そしてもし、徹底的に学びたいなら、JPA(NPO日本プレゼンテーション協会)か、私が経営しています「研修会社FT&パートナーズ」にご連絡下さい。
 月例セミナーにご参加いただくか、企業内研修を企画して下さい。毎月ZOOMでも定例月例セミナーとして行っています。
 お申し込みの方法とは詳細は私JPAか私の会社のホームページをご覧下さい。
それでは、2021年9月15日号にてお会いしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です