「高野理事長の人間力大学」2025年6月1日号
『高野文夫の人間力大学』
JPAホームページの理事長の常設コーナー
(2025年6月1日号)

今月6月1日号では、私が5月に出版しました整理番号No.226番目の本(思考停止する職場・・ChatGPT時代に求められる「考える社員」)という本をご紹介します。本の概要は以下の通りです。
思考停止する職場: ChatGPT時代に求められる「考える社員」 ペーパーバック – 2025/4/27
高野文夫 (著)2,300円(電子本は300円)

ChatGPTの出現で、大多数の人達が「思考能力を失いかねない」と思うのだがという私の問いかけに、以下のごとくChatGPTが回答してくました。
そのことを、今日の私のバイリンユーチューブで発信しましたのでご参考頂ければと思います。
①日本語版:
– YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.com
②英語版 :
– YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。www.youtube.com
🧠 人間の思考力を退化させないChatGPTの使い方
🔰 第1ステージ:
「依存」ではなく「対話」
❌ ダメな例:
「○○って何?」→ 答えをそのまま受け取って終了。
✅ 良い使い方:
「○○について、私の理解は××なんだけど、
合ってる?もし違うならどこ?」
→ 自分の考えを投げてみる
→ フィードバックを得る
→ 思考が深まる。
🧗 第2ステージ:
「思考の素振り」として使う ChatGPTを「壁打ちの壁」と考える。
自分の考え
・仮説・アイデアを打ち込んで、それが論理的にどう響くかを試す。
✅ 使い方の例:
「この文章は論理的かチェックして」 「この主張にはどんな反論がありえる?」 「このアイデアにはどんなリスクが潜んでる?」
→ 自分で考えたあとにAIの視点を借りると、思考の盲点が見える。
🧠 第3ステージ:
思考フレームを取り入れる ChatGPTを使って
「思考の型」を学ぶのも非常に有効です。
✅ 使い方の例:
「この問題をMECEで整理するとどうなる?」 「この企画をSWOT分析で分解して」
「この議論をピラミッドストラクチャーで構成すると?」
→ フレームワークを通して考える力が身につく。思考が構造的になる。
🧗♀️ 第4ステージ:
「問いの力」を鍛える 人間の知性は「問いの質」によって決まります。
ChatGPTは、問いを深くするための練習相手になります。
✅ 使い方の例:
「このテーマについて、もっと本質的な問いは?」
「この問いを哲学的に掘り下げると?」
「この問題に対して、視点を変えた問いは作れる?」
→ いい問いを作ることで、思考の深さと広がりが養われる。
🧘 最終ステージ:
ChatGPTを「思考の伴走者」にする ここまで来ると、
ChatGPTは「情報提供者」ではなく、「一緒に思索する相手」になります。
✅ 使い方の例:
「私は今、○○についてこんな風に悩んでいる。
どんな角度で考えたらいい?」
「この思考は、どんなバイアスを含んでると思う?」
「あなたなら、どんな倫理的視点からこの問題を考える?」
→ ChatGPTが「思考の鏡」として、自分の内省や探究に火をつけてくれます。
🏁 まとめ:
思考力を守る3つの原則 答えだけを求めない。
自分の思考と組み合わせて使う。
問いを投げ、フィードバックを受け、自分の頭で再構成する。
AIを「道具」ではなく「対話相手・道場」として使う。
次回は2025年7月1日にお会いしましょう!
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