2020年11月20日 / 最終更新日時 : 2020年11月21日 井上有史 お知らせ 「ファシリテーションこぼれ話(その1)」~理事見聞録#7~ もしあなたが「“何とかしたい!”会議」に直面して困っていたら→「“何とかなった!”晴々会議へ」私がファシリテーションの応用技で解決した事例の一端を紹介致します。リモートでも活用可能です。 理事 井上有史 コロナ禍で未だ収束の気配がみられませんが、皆さまいかがお過ごしですか。集まっての相談事も3密を避けてでは思うに任せられない中でも会議の必要性は待った無しですね。今、皆さまの会議の場は思い通りに進んでいますか?問題意識の高いあなたがもし「“何とかしたい!”会議」に直面して困っていたら!それはチャンスです。ここでの記事を通じて「“何とかなった!”晴々会議へ」の変身への一助となれば幸いです <今迄の会議でこんな「(ナントカしたい)会議」の経験は有りませんか?***「“何とかしたい!”会議」エピソード************□リーダーが意見を出すように指示しても、皆が貝のように口を閉ざした状態から脱せられない。□よしんば意見が出たとしてもいつも特定の人や声の大きい人に引っ張られがちである□結局リーダーからの指示待ちになっている□他人が決めた行動内容では各自やらされ感で行動に身が入らない□結果として成果に繋がる行動には繋がらなくて先送り感が残る **********************************指示命令は一見手っ取り早いので 成果を急いでつい指示命令にはしってしまいがちです。結果として、指示された側は 当事者意識は低くやらされ感で真のヤル気は出ず成果に繋がり難いのです。 それがナント!或る方法を用いる事で、会議の場の空気が一変したのです。 ***「“何とかなった!”晴々会議へ」エピソード************◎今迄 意見がでなくて困っていた場が、転じて皆から意見が出る場に変わり!◎結論の方向性も皆の意見の中で炙り出されて来て!◎決めた事が実際に実行に移されるので!◎結果として成果に繋がる!**********************************上記が実現できた方法が有るのです。勿論リモート会議でも使えます。 ファシリテーションを用い、更に極意の応用技を組み合わせた進め方です。ファシリテーションは私も長く活用していますし、ご存知の方も多いと思います。一見簡単そうですが、実はとても奥が深く、更に事前準備や議論の交通整理等の応用技を工夫し組み合わせる事でいくらでも効果は益々増すと実感しています。その極意を「『心・技・体』の視点からの攻略法」でお伝え致します。ファシリテーションの応用技による解決への方法を「道」と捉え、日本人DNAに根付いた『心・技・体』の視点からアプローチしました。その結果“何とかなった!”晴々会議へ」へ進化させる事へ有効だった具体的解決策の一端例を紹介致します。 **先ずは「心」の視点からです。***********会議は人が集う場です。ともすると心理的に緊張し易い場と言えましょう。それを解きほぐすには、ゲーム的な交流が有効です。アイスブレークとも呼ばれています。自己紹介を兼ねてアレンジしたケースは以下です。 お互いに自己紹介する際に、紙に出身地と趣味を書いて貰えば準備OKです!コレを掲げながら自己紹介します。結構コレだけで和みます。 何故でしょう?心の緊張を解く際には、お互いの事を知り合う事が良いきっかけになります。ならばと、なるべく知られても抵抗感の無い、且つお互いが理解し易い項目がベターです。心理学的に安心感に繋がる要素が含まれているのです。相手の様子が分かること。中でも 出身地が分ると、趣味が分ると‥→自らの経験が有ったり何か親近感を感じる地名や趣味で有ったりすると尚更です。→そこに心の共鳴・共感が生まれ易いのです。何故かココで怒り出す方は皆無で皆さん わりと笑顔になりますよ。 コレはリモートでも出来てリモートの方がより共有し易い面も有ります。上記の紙をWEBカメラを通じて皆が掲げると、参加者全員が画面の中に一斉に見えて一望のもとになるのも壮観です。実際に是非体験して味わってみて下さい。 さぁ、場がなんとなく笑みもこぼれて和んだところで、いよいよ本題の「意見出し」です。「〇〇について意見を出してください~」となった時に、なかなか意見が出難いのは何故でしょう。喋りたい内容は頭に浮かんでいても、どう喋ってよいかを気にしてしまうケースも有るでしょう。。更に、コレを言った時の他者からの反応や評価が気になると、心理的ブロックが働いて益々喋り難くなったりします。 **ここでの次なる「道」として「技」からの視点を紹介します**********そこで次のように言います。「手元でご自分の意見をメモってみて下さい」と言えば、殆どの方々が何かしら書けるのです!これが「技」の一例です。そこで「では(今書いた事を)紹介して貰えますか」と言えば、予想以上に意見が出る場合が多いのです。一端意見が出始めると、追加の意見出しはかなりスムーズになり、コレがチョットした突破口になります。リモート等でパソコンのみの場合はチャットの欄に意見を記入戴くと相互に一覧出来て技有り!です。 **「心・技・体」3番目の「体」は実践です***人は自ら発案発言した事は自ら (の「体」で)実行したいとの気持ちが高まり易いので実践でき、その結果、効果に繋がり易いのです。皆さまも、ここでの気付きが有りましたら、先ずは自らやってみましょう。その様子を仲間と共有すると更なる進化へのヒントを相互に貰え成果に繋がると思います。 以上、会議で「意見が出ない時への対処法」を「心・技・体」の視点に則って紹介致しました。皆さまの困った会議が「“何とかなった!”晴々会議へ」へ進化の一助となれば幸いです。 その他の困った事例解決の「ファシリテーションこぼれ話」は来年春頃の日本プレゼンテーション協会定例会で紹介予定です!どうぞお楽しみに~ ―おしまい― FacebooktwitterCopy コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ