JPAニュース2024年12月15日号
JPAニュース2024年12月15日号
NPO日本プレゼンテーション協会理事長高野文夫
今月のJPAニュースでは、陰謀論についてお話させて頂きます。
皆さんは陰謀論についてはどのようにお考えですか?
私は、50%以上は嘘のでっち上げて、50%は真実かなって思っています。
しかし、現世を幸せに過ごして健康的に生きるには陰謀論を鼻から否定して生きるのも生き方だと思うのです。
以下の私が毎日発信しているバイリンガルユーチューブで
1952年に伊豆大島の三原山に墜落したJALの旅客機についてお話しています。
①日本語版;(5112)私のユーチューブでは、コミュニケーションと健康法に特化して陰謀論は避けています。
②英語版 ;(5113)Avoid conspiracy theories.
その墜落事故を、まさにアメリカの陰謀だと考えて書かれた本があります。正に松本清張氏のいわば名作小説なのです。
この本をまともに信じれば、まさに陰謀論そのものを過去の実際にあった人為的撃墜事件とみなされるのです。
陰謀論を信じるかどうかはあなた次第です。
長くなりますが・・、以下に松本清張氏のこの小説に対しての読者の意見がありますが、伊豆大島生まれで、何度も事故現場を見てきている私もこの意見に同意しますね。
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ある本の読者の見解;
松本清張が愛した謀略事件の1つ 1952年に発生した飛行機事故の「もく星号墜落事故」を題材とした社会派ミステリー小説があります。
松本清張氏はこの事件に並々ならぬ関心を持っている ようで『日本の黒い霧』や『一九五二年日航機 「撃墜」事件』などで個別に取り上げているだけにとどまらず、
小説の『けものみち』にも、もく星号事件をモチーフにした描写があります。
松本清張氏はもく星号に乗った唯一の女性乗客の職業 が「宝石デザイナー」だったことや、アメリカ人であった機長と管制塔のミスにより事故につながったこと、
交信時の録音テープの開示をしぶった ことから戦時中の隠匿物資のタイヤモンド (これが後にM資金だという都市伝説となるのですが)の運び屋を殺すためにわざと事故をおこしたのだ、
もく星号墜落事件は謀略だというのが彼の鉄板ネタだからです。膨大な量が眠っていると言われている隠匿ダイヤの運び屋 一人を殺したところでどうにかなるものでもなければ、
ましてや飛行機事故で殺せば彼女の運んでいたダイヤをおじゃんにすることになります。
いくら横暴で粗雑だと評されるGHQでもそこまで単細胞な 「謀略」を行うとは思えません。
また、墜落後米兵が大急ぎで現場へやってきて日本人を 締め出したと清張氏は言っておりますが、当時の記録写真では米兵らしき人も日本人も混じって現場検証をしています。
松本清張の謀略論は確かに面白い面もあるのですが、興味を持ってだんだんとほかの事を調べていくと常識レベル 考えても明らかにおかしい推理や捏造とも思えるような
事実が出てくるトンデモ本といってよい類の作品やノンフィクションも多いのです。
松本清張のミステリーが好きな方には、彼のモチーフと する戦後すぐの事件・事故のあらましと彼がどのような ストーリーを思い描いていたのかを知る上ではとても 参考となる作品ですが、
隠された歴史の正史だと思ってしまうと、ムーや陰謀論を信じる中学生レベルになって しまうので注意を要する作品です。
次回は2025年1月15日号でお会いしましょう。
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