高野文夫理事長の月例メルマガ②:JPAニュース2026年7月15日号

JPAニュース2026年7月15日号

NPO日本プレゼンテーション協会理事長 高野文夫

私は毎月2冊のペースで本を出版しています。この6月にはNo251&252冊目の本が出版されました。

紙の本と電子本で出しましたが、

ご興味をお持ちの方は紙の本は、値段が1,300円もして恐縮ですので、300円の電子本でお読みくだされば幸いです。

当本の要旨

ChatGPTやGemini汎用時代に入りましたが、あらゆる知識や知恵が、ChatGPT等にきちっと質問することで、いとも簡単に入手できるようになりました。 

ChatGPTなどのAIツールの登場によって、「調べる力」よりも 「質問する力」が問われる時代になったとも言えます。 

確かにChatGPTは便利ですが、あまりにも安易に高度な知識や 知恵が与えられるので自分の頭で考える能力が養われなくなり、 

世の中には知ったかぶりの行動音痴な人が続出してくる心配が否めません。

ということは、 世の中は頭でっかちの行動力無しだらけになってしまうという事ではないだろうか? 

 AIの進化によって、知識や戦略が容易に手に入る一方、 人間が「考える力」を失い、 結果として“思考停止した大衆”が 溢れるのではないかということなんです。 

  結局その人の 「思考力」「行動力」「現場感覚」にかかっているのです。 

そして、ここが“本物と知ったかぶり”の分かれ道です。 AIを使いこなす人と、ただ「答えをコピペ」するだけの人との知的格差はますます広がるかもしれません。 

 だからこそ、これからは 

良い質問を立てられる力(問いの力) 

得た情報を咀嚼して、自分の現場に応用できる力(思考力) 

試行錯誤しながら実行する力(行動力)

 この三位一体が、以前にも増して大事になると思います。 

私はビジネスマンであろうと何の分野であろうと、人の仕事力の成長段階を 富士山登攀になぞらえて、 「富士山五合目作戦」と「富士山頂上作戦」となづけました。 

すなわち、GeminiやChatGPTなどのAIツールで引き出せる段階を「富士山五合目作戦」と呼び、 

それ以上6合目から 最高レベルの10合目をプロの成長段階とみなし 「富士山頂上作戦」となずけました。 

つまり、6合目から10合目の段階はAIだけでは成し遂げられない経験や人間力勝負の世界になると思うのです。 

特に五合目まではバスで行けるすなわち、 AIやツールで誰でもある程度の知識や戦略には“到達できてしまう”時代なのです。 

でも、そこから先、足で登らないと進めない6合目から上は「人間としての成熟度」が問われるのです。

経験、判断力、倫理観、感受性、継続力 

そういった「AIには絶対に代替できない領域」が待っているわけですね。 この構造は、若手の育成にも、プロフェッショナルへの道筋にも非常に応用できそうです。 

たとえば

 五合目作線 

・戦報収集 

・フレームワーク活用 

・分析力(AIに聞ける) 

六合目以降の頂上作戦

・現場経験 

・他者との対話 

・痛みや失敗からの学び(人間だけが歩ける道)

・師匠や有能な先輩の指導力

次回は2026年8月15日号でお会いしましょう。

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