『高野文夫の人間力大学』
JPAホームページの理事長の常設コーナー
(2026年9月1日号)

私は毎月2冊のペースで本を出版しています。この8月にはNo.255&256冊目の本が出版されました。
紙の本と電子本ですが、ご興味をお持ちの方は紙の本は、値段が1,300円もして恐縮ですので、300円の安価な電子本でお読みくだされば幸いです。


武士道サラリーマン: 世界中の人に受け入れられる成功人生は武士道にあった! | 高野文夫 |本 | 通販 | Amazon
1、この本を書くに至った経緯
なぜ今私が、55年間も空手を続け、そして世間に本の出版や講演で、「武士道の7つの徳目」の大切さを説くのか?
今や『格差社会』が生まれ、若者を中心に、将来に夢を持てない、やる気のないニート等、いわば 『下流層』 が増大しています。
そして、お金中心、個人主義の文化の浸透によって日本人の精神は劣化しています。
この様な世情の折り、私は強く武士道精神の復活を唱えます。
私は55年もの間、伝統的な武道空手を主体に稽古してきました。
しかし、私の武道仲間でさえ、武士道なんて言葉を持ち出すと引いてしまいます。
武道の世界にいる人達でさえ、武士道ばなれというか・・、その素晴らしさを理解できずにその本質を意識していないのです。
武道もスポーツも区別がつかないでいるのです。 そこが、欧米偏向化というか・・、勝ち負け、損得の文化に毒された証拠なのです。
では、武士道にはどのような価値があるのでしょうか?
日本人の根底に流れる武士道という美しい生き方の7つの徳目 (Value) は、私達がこれを見直して血肉化すれば、間違いなく成功人生を掴めるという事をお話ししたいのです。
そう! 成功哲学として、また幸福の引き寄せの法則として武士道を見直して頂きたいのです。
なぜかと言えば、サラリーマンとして成功し、部長や役員や社長をしているような人達は、それなりの人望があり、多かれ少なかれ日本武士道の7つの徳目を血肉化しているのです。
さて、明治維新は、他でもない、武士道の発揮によって成し遂げられました。
それ以降、武士という階級は廃止されましたが、国民全体の道徳として根付きました。
第二次大戦の敗戦後、確かに失われつつありますが、しかし今なお日本精神の精華として、そして日本人の生きる精神的バックボーンになっています。
武士道の7つのPrinciple、これが武士道の要(かなめ)をなすものです。
Seven moral code of Samurai
1、仁Jin (Love and Sympathy)
2、義Gi (Truth and Justice)
3、礼Rei (Courtesy)
4、智Chi (Wisdom)
5、信Shin(Faith)
6、忠Chu (Loyalty)
7、誠Sei (Promise)
この7つの徳目は、日本人の行動原理として大切にされてきましたが・・、明治維新以降、効率・効果を求める文化に毒され、更に第二次大戦の後のアメリカの日本弱体化政策の一環として故意に潰されてきたものです。
2、GHQの占領政策と日本武道
さて、日本が大東亜戦争(戦後は「太平洋戦争」の名で教育されてきましたが)に敗れて、戦勝国アメリカGHQの政策によって、
日本の伝統古流武術は無論のこと、柔道、空手、剣道など、スポーツ武道に至るまで全面的に厳しく禁止された時期がありました。
GHQとは、ご存知の通り General Head-Quarters、連合国総司令部のことであり、ポツダム宣言では「連合国占領軍」と表現されています。
そのGHQが考えた日本占領政策は、いわゆる「3R・5D・3S」というもので、その内容は以下のような、「愚民政策」 と呼ぶべき、怖しいものでした。
<3R>
Revenge(白人にタテ突いた国、日本への復讐と 報復を行う)
Reform(日本をアメリカにとって都合の良い国となるように改造する)
Revive(日本をアメリカの属国として復活させる)
<5D>
Disarmament(武装を解除させる)
Demilitalization(非軍国化にする)
Decentralization(財閥を解体する)
Democracy(民主化を進める)
Deindstrialization(非工業化を行う)
<3S>
Sports(日本武道を禁止し、西洋のスポーツを奨励する)
Sex(性を開放し、淫らな風潮を促進して日本国民の精神を堕落させる)
Screen(低俗なTV番組や映画を横行させアメリカ映画を娯楽産業として振興する)
果たしてこれを知る日本人は現代にどれほど存在するのでしょうか。
日本の戦後が、このようにして造られてきたのだと思うと愕然とします。
しかし、2,000年にも及ぶ文化がそう簡単に潰されるものではありません。今やこの7つを思い起こして、日々の生活の行動原理にしている人は少なくありません。
今海外では、武士道が大変評価されています。
欧米の騎士道と全く同じレベルの、リーダー的人々の生きる指針だからです。
その武士道の徳目を復興させ、サラリーマンの行動指針として生かして頂きたいと思い、一社会教育者として、広めてゆくのが私のこれからの20年の夢です。
自分さえよければ良い、儲かりさえすれば良いと言う、守銭奴的Money-Orientedの行動原理では成功できない。
武士道は、仏教・儒教・神道が合体し熟成された日本古来の道徳や宗教の様なものです。
何かしらの生きる拠り所になる根本原理が無いという事は『根無し草』と同じです。
戦後の日本は、他の国と違って、無宗教者を文化人と思い込む困った国になってしまいました。
欧米に行くと、まともな家庭ではキリスト教やイスラム教にもとづいた家庭教育が行われているし、サラリーマンの行動原理としても宗教が大きな役割を担っています。
そんな行動原理がぶっ飛んでしまっているこの日本をなんとかせにゃーならんと思っています。
2026年10月1日号でお会いしましょう。
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