2020年12月6日 / 最終更新日時 : 2020年12月7日 東出和矩 お知らせ 「あのスタートメニューをもう一度」〜理事見聞録#010〜 こんにちは。日本プレゼンテーション協会の植木泰宜です。そろそろ今年を振り返る時期になりました。2020年にもっとも消費者に売れたものといえば、マスクや消毒液といった感染症対策の日用品。漫画『鬼滅の刃』の映画の大ヒット、それに伴う関連グッズの売り上げも驚異的でした。Nintendo Switch用ゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』も幅広い年代層に支持されています。テレワーク需要の高まりで、パソコンの国内出荷も大幅に伸びています。JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)の統計によれば、2020年上半期(4月~9月)のモバイルノートPCの出荷台数は188.1万台で、前年比202.6%の伸び率を記録しました。中小企業を中心としたテレワーク対応の購入が主な要因ですが、文部科学省が推進するGIGAスクール構想向けのノートPC出荷が開始されたのも大きいと専門家は指摘しています。 いま使用されているPCの多くがWindows 10搭載のモデルです。Microsoftいわく“最後のOS”とされるWindows 10ですが、私はシンプルすぎるインターフェースは慣れた人でないと不親切だと感じています。とりわけ、絶望的に使いにくいのがスタートメニューです。時計やニュース、天気予報などを並べた賑やかなメニューはいささか情報過多のきらいがあります。また、スマートフォンやタブレットのようにワンタッチでアプリケーションにアクセスするという設計ですが、目的のアプリケーションを探すのに手間を取られ、きわめて非効率です。 アプリケーションをタイル形状に表示するWindows 10のスタートメニューWindows 10登場より前からPCを使用されている方は、以前のOSのスタートメニューのほうがしっくりくるのではないでしょうか?WindowsのメニューをWindows 2000, XP and Windows 7の3つのスタイルに改造するフリーソフトをご紹介します。Classic Start Menuhttp://www.classicshell.net/ Windows2000風スタートメニュー Classic Start Menuヘルプよりシンプルな形状のWindows2000風スタートメニュー。採用されたカスケードメニューは、メニューの下にサブメニューやコンテンツが配置される階層構造となっています。自分でメニューを整理整頓したい人に向いています。 Windows XP風スタートメニュー Classic Start Menuヘルプよりメニューが2つ横並びに表示されるWindows98風スタートメニュー。自分がよく使うアプリケーションやアクセスしたい文書へのショートカットを左上に配置することができます。 Windows Vista/Windows 7風スタートメニュー Classic Start MenuヘルプよりWindows VistaおよびWindows 7スタイルは、メニューの下部階層をインデント表示するなど一覧性が強化されています。ご覧いただいたように、Classic Start Menuを使用すると、スタートメニューを3つのスタイルにカスタマイズすることができます。最新鋭のPCを導入すれば生産性向上間違いなし!…とは簡単にいきません。PCは道具であり、その道具をいかに便利に使えるかはユーザーの知識や経験、操作技術にかかっています。使い慣れたインターフェースのスタートメニューで、PCの操作性を向上させ2021年のスタートダッシュを軽やかに決めてみませんか。※ソフトウェアの使用に際する注意本稿で紹介したソフトウェアを使用したことによる直接的、間接的損害について、賠償責任を一切負わないものとします。Classic Start Menu開発者のIvo Beltchevさんはすでに2017年に開発を終了しているということで、今後のアップデートおよびサポートは確約されていません。有志による後継ソフトOpen-Shellの使用もご検討ください。Open-Shellhttps://open-shell.github.io/Open-Shell-Menu/ ### FacebooktwitterCopy コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ